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次の車に乗り換えたいけれど、今の車のローンがまだ残っている。『ローンが残ってる車でも下取りに出せるの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、ローンが残ってる車も下取りに出せます。残りのローンは、下取り額で精算するか、足りない分をどうするかを販売店と決めて進める形です。
この記事を読めば、下取り車残債がどう扱われるのかと、見積書で確かめておくことが分かります。
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今の車のローンが残ったままなんですが、下取りに出して新しい車を買えますか?
できますよ。下取り額で残りのローンを精算するのが基本の形です。まずは一括で返す時の金額を確かめておきましょう。
ローンが残ってる車でも下取りに出せる?
ローン中の車も、残債の精算とセットなら下取りに出せます。ローンを払い続けたまま、車だけを下取りに出すことはできません。
日本自動車購入協会(JPUC)は、ローンを払い続けながら車を売ることはできないと明記しています(JPUC公式、2026年11月確認)。
名義を移すには所有者の印鑑証明書や委任状、譲渡証明書などが必要で、それを受け取るにはローンの完済が求められるからです。
下取りも、今の車を手放す点では同じです。だから、下取りに出す時もローンの精算がセットになるんです。
下取り車残債とは?
下取り車残債とは、下取りに出す車に残っているローンのことです。
車の下取りで残債があると、その分をどう払うかが、次の車の契約とあわせて話し合われます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 下取り | 次の車の代金の一部を、今の車という現物で払うこと |
| 下取り額 | 販売店が今の車につけた金額 |
| 下取り車残債 | 下取りに出す車に残っているローンの金額 |
| 残債の精算 | 残っているローンを一括で返し、ローンを終わらせること |
下取りの意味は、JPUCの相談事例の説明をもとにしています(2026年11月確認)。
所有者欄が誰かも確かめておく
ディーラーローンで買った車は、車検証の所有者がディーラーで、使用者が購入者になっていることがほとんど、とJPUCは案内しています。
信販会社のローンなら所有者がその信販会社、銀行のマイカーローンなら購入者本人になっていることが多いようです。いちばん確実なのは車検証の所有者欄を見ることなので、下取りの相談の前に一度見ておきましょう。
ローンが残っていることは、最初に伝えておく
『ローン中だと言うと、下取り額が下がりそう』と心配になる方もいるかもしれません。
ただ、残債の精算は下取りの手続きの一部なので、販売店はいずれ確かめることになります。最初に「ローンが残っていて、所有者は○○です」と伝えておくと、見積もりの段階から精算まで含めた話ができて、あとで慌てずに済みます。
下取りでは、残債はこう精算される
下取りにすると、残りのローンは誰がどうやって払うんですか?
下取り額をまず残りのローンの精算に充てて、余れば次の車の代金に回すのが基本ですね。足りない時は、その分をどうするか販売店と相談します。
下取りは、JPUCの説明では「代物弁済」という契約です。次の車の支払総額から、下取り車の金額が差し引かれる形になります(JPUC公式、2026年11月確認)。
ローンが残っている場合は、この下取り額の中から残債の精算が行われる、と考えると分かりやすいです。
次の車のローンの組み方まで含めた流れはローン中の車を買い替えるで紹介しています。

| 下取り額と残債の関係 | どうなるか |
|---|---|
| 下取り額が残債を上回る | 残債を精算し、残りを次の車の頭金などに回せる |
| 下取り額と残債が同じくらい | 下取り額で残債を相殺でき、精算のお金を別に用意しなくて済む |
| 下取り額が残債に足りない | 足りない分を、現金・上乗せ・別のローンのどれかで用意する |
トヨタファイナンスのTS CUBICコラムも、残債と下取り額が同じになる時期なら精算金を用意しなくて済み、下取り額が上回れば差額を頭金に回せると説明しています(2025年5月21日、2026年11月確認)。リサイクル料などが別にかかる場合もあるとしています。
一括返済の金額は、販売店でも確かめられることがある
残債の金額は、ローン会社や購入した販売店に聞くのが確実です。
例えばトヨタファイナンスは、一括返済の金額は契約した販売店でも確かめられると案内しています(トヨタファイナンス公式FAQ、2026年11月確認)。
ほかのローンの場合は、所有者欄の会社かローン契約の窓口に聞いてみてください。
残債の考え方は車のローン残債とは?で紹介しています。
例えばこんな場面
ディーラーローンで買い、残りが2年ほどある車を、同じ販売店で次の車に乗り換える場合を考えてみます。
販売店は今の車の下取り額を出し、ローン会社に一括返済の金額を確かめたうえで、「下取り額から残債を精算すると、次の車の頭金に回るのはこのくらいです」と見積もりを出す流れになります。
下取りだけを取りやめることはできない
ここが下取りの大事なところです。
JPUCは、下取りは購入契約全体とセットで、下取りの部分だけを外す条件変更はできないと説明しています。購入をやめれば、基本的に下取りも同時に取りやめになります。
『下取りだけ、あとで買取店に変えよう』と考えている方は、契約の前に決めておきましょう。
下取り額がローン残債に足りない時はどうする?
下取り額が残債より少ない時は、足りない分を用意しないと手放せません。国民生活センターは、一括で清算する・次の車の代金に上乗せする・不足分のローンを組む、という方法を並べています。
『下取りの金額を聞いたら、ローンの残りのほうがずっと多かった』ということもありますよね。
国民生活センターの「国民生活」2023年4月号では、売却額が残債を下回る時は、完済しないまま売ったり名義を変えたりはできないとしています(2026年11月確認)。
| 方法 | 内容 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 一括で清算する | 足りない分を現金で払う | 用意できる額と期日 |
| 次の車の代金に上乗せする | 足りない分を次の車のローンに加える | 新しいローンの借入額が増える |
| 不足分のローンを組む | 足りない分だけ別に借りる | 返済が2本立てになることも |
上乗せは、借りる金額が増えることを知っておく
次の車のローンに上乗せすると、残債の分だけ新しいローンの借入額が増えます。
上乗せした場合の総返済額や審査への影響について、公的な目安は出ていません。月々の返済がいくらになるかを、見積もりで確かめてから決めてみてください。
『販売店に上乗せしかないと言われた』と感じた時も、ほかの方法があるかを聞いてみて大丈夫です。
上乗せで買い替える時の考え方はオーバーローンで車を買い替える前にで紹介しています。
残価設定ローンの車は、精算の内容が契約ごとに違う
残価設定ローンの車を途中で下取りに出す時は、最終回の残価に当たる分や、事務手数料・精算手数料が精算に加わります(JPUC公式、2026年11月確認)。金額は契約ごとに違うので、契約先に先に聞いておきましょう。
返済のことで困った時の相談先
『足りない分をどう払えばいいか分からない』と一人で抱えこんでしまう方もいます。
クレジット契約の相談は、日本クレジット協会の消費者相談室(03-5645-3361、平日10時から12時・13時から16時)で受け付けています(日本クレジット協会公式、2026年11月確認)。契約のトラブルなら、消費者ホットライン「188」から近くの消費生活センターにつながります(消費者庁、2026年11月確認)。
見積書と契約の前に確かめること
見積書に残債のことが書いてあるか、どこを見ればいいか分かりません。
下取り額と、そこから精算する残債の金額が、別々に書かれているかをまず見てください。分からない項目は、その場で聞いて大丈夫ですよ。
下取りでは、次の車の値段と下取り額と残債の精算が、1枚の見積書にまとめて出てくることが多いです。
金額が混ざって見えにくいので、ひとつずつ分けて確かめるのがコツです。
- 下取り額がいくらになっているか
- 精算する残債の金額と、いつ時点の一括返済額か
- 残債の精算後、次の車の代金に回る金額
- 足りない分がある時、どの方法で払う形になっているか
- 次の車のローンの借入額と、月々の返済額
- 所有権解除の手続きを誰が進めるか
納車と引き渡しの日を合わせる
JPUCは、買い替えの時は次の車の納車日に合わせて今の車の引渡し日を決めると、車のない期間を避けられると説明しています。
必要なら代車の手配も相談できるので、日程は早めに伝えておきましょう。
例えばこんな言い方で聞く
「下取り額と、精算する残債の金額を分けて書いてもらえますか」と頼むと、見積書がぐっと読みやすくなります。
「次のローンの借入額に、今の車の残債は入っていますか」と聞くのも、上乗せになっているかを確かめるのに役立ちます。
任意保険の手続きも忘れずに
今の車を手放したら、任意保険は車両入替か解約を自分で手続きします(国民生活 2023年4月号、2026年11月確認)。
しばらく車に乗らない時は、中断証明書を出してもらうと、最長10年間、7等級以上の等級を引き継げると紹介されています。乗り換えなら、次の車への車両入替の日を納車日に合わせておきましょう。
自動車税の扱いも確かめておく
自動車税は、毎年4月1日時点の車検証の情報をもとに1年分がかかります(JPUC公式、2026年11月確認)。
3月に下取りに出す時は、名義変更が3月31日までに終わるかを販売店に聞いておくと安心です。まだ来ていない期間の税金の分をどう扱うかも、見積もりの段階で確かめておきましょう。
所有権解除の書類は誰が用意する?
所有者側の書類は、車検証の所有者欄の会社が出します。下取りなら販売店が手続きを進めることが多いので、自分が用意するものを販売店に確かめておきましょう。
下取りでも、ローン会社や販売店が所有者になっている車は、所有権解除の手続きが要ります。
普通車と軽自動車では、窓口も書類も違います。
| 項目 | 普通車 | 軽自動車 |
|---|---|---|
| 手続きの窓口 | 運輸支局・自動車検査登録事務所 | 軽自動車検査協会 |
| 所有者側の書類 | 譲渡証明書(実印)・印鑑証明書(発行から3か月以内)・委任状など | 印鑑証明書や押印は不要。所有者の同意を得たうえで手続き |
| 手数料 | 窓口700円・OSS600円(令和8年4月1日現在) | 無料 |
出所は国土交通省 自動車検査登録総合ポータル、国土交通省「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」、軽自動車検査協会の案内です(2026年11月確認)。
軽自動車の「所有者承諾書」は2025年6月30日で廃止されました(全国軽自動車協会連合会、2026年11月確認)。ただ、所有者の同意そのものは今も必要です。
「所有権解除をしてきてください」と言われたら
販売店によっては、下取りに出す前に、今の車の所有権解除を済ませてきてほしいと頼まれることがあります。
その場合は、ローンを完済してから、所有者欄の会社に所有権解除の書類を申し込みます。ホンダファイナンスやオリコのように、送る印鑑証明書の発行日から3か月を書類の期限としている会社もあるので、届いたら早めに使いましょう(各社公式、2026年11月確認)。
普通車の譲渡証明書は二重に交付できない決まりです。書類を頼む先が販売店なのか自分なのかを、先にはっきりさせておくと行き違いを防げます。
書類の種類は所有権解除の必要書類でくわしく紹介しています。
下取りだけでなく、買取の見積もりも並べてみよう
下取りの金額が低い気がするんですが、ほかに手はありますか?
買取店にも見積もりを出してもらって、下取り額と並べてみるといいですよ。ローン中の車でも、買取店なら残債の精算を任せられることが多いです。
買い替えの時は、次の車を買う販売店で下取りに出すのがいちばん手軽ですよね。
ただ、下取り額が今の車の相場に合っているかは、1つの金額だけでは分かりにくいんです。
買取店に売っても、残債の精算は任せられる
国民生活2023年4月号は、売却額が残債を上回る時は、買取業者からローン会社に残債を支払ってもらうことが多いと紹介しています。
JPUCも、買取金額が残債を上回るなら、完済と名義変更を同時に買取業者に頼めると説明しています(JPUC公式、2026年11月確認)。
| 手放し方 | 契約のしかた | 残債の精算 |
|---|---|---|
| 下取り | 次の車の購入とセット | 次の車の契約とまとめて販売店と相談 |
| 買取店に売る | 購入とは別の売買契約 | 買取店が精算を進めることが多い |
複数の見積もりで相場をつかんでから決める
下取り額と買取額をいくつか並べると、今の車の相場が見えてきます。
その金額と一括返済の金額を比べれば、手元に残るお金や、足りない分の大きさが分かります。
一括査定を使うと、複数の業者から見積もりを集めやすくなります。ただ、個人情報を複数の業者に出すことになり、何社からも連絡が来る可能性がある、と国民生活2023年4月号は説明しています。

- ローン会社や販売店に、一括返済の金額を聞く
- 次の車を買う販売店で下取り額を出してもらう
- 買取店でも見積もりを取り、相場をつかむ
- 下取り額・買取額と残債を並べて比べる
- 精算の方法まで含めて、手放し方を決める
比べ方の手順はローン中の車は買取と下取りどちらで手放す?、売る流れの全体はローンが残ってる車を売る方法で紹介しています。
知恵袋でよくある相談
ローン中の車の下取りについて、知恵袋でよく見かける相談を取り上げます。
相談1:残債がかなり多く、下取り額では全然足りない
乗り換えたいが、残っているローンに比べて下取りの金額がとても小さい、という相談です。
『これでは乗り換えられないのでは』と落ち込みますよね。足りない分は、現金で払う・次の車のローンに上乗せする・別にローンを組む、のどれかで用意することになります。
上乗せすると次のローンの借入額が大きくなるので、月々の返済まで見積もってから決めてみてください。買取店の見積もりも取って、下取り額と比べておくと判断しやすくなります。
相談2:残債を足した金額の車でないと買えないと言われた
下取りで残債が残るため、残債を上乗せした条件の車でないと買えないと言われた、という相談です。
上乗せできる金額や条件は、ローン会社の審査や販売店の取り扱いで決まります。公的な決まった目安があるわけではありません。
条件の理由が分からない時は、どうしてその条件なのかを販売店に聞いてみてください。上乗せ以外に、差額を現金で用意する方法も選べるかを確かめておくと安心です。
ほかの販売店や買取店にも見積もりを出してもらうと、今の車の相場と、足りない分のおおよその大きさが分かります。条件を見比べてから決めても遅くはありません。
相談3:所有権解除の書類と言われたが、何を用意すればいい?
下取りに出すのに所有権解除の書類が必要だと言われたが、何を何種類そろえればいいのか分からない、という相談です。
所有者側の書類は、車検証の所有者欄の会社が出すものです。普通車なら譲渡証明書・印鑑証明書・委任状などで、軽自動車は印鑑証明書や押印は要りません。
自分で用意するものは、下取りに出す販売店に「こちらで用意するものは何ですか」と聞くのが確実です。残債を下取りで精算する場合は、販売店が所有者欄の会社とやりとりを進めることが多いです。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
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金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
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それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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よくある質問
ローンが残ってる車でも下取りに出せますか?
出せます。下取り額で残債を精算するのが基本で、足りない分は現金・上乗せ・別のローンのどれかで用意します。
車の下取りでローン残債が下取り額より多い時はどうなりますか?
そのままでは手放せないので、足りない分を一括で払うか、次の車のローンに上乗せするか、不足分のローンを組むかを販売店と相談します。
下取りの契約のあとで、下取りだけ買取店に変えられますか?
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下取りに出す時、所有権解除は自分でやる必要がありますか?
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まとめ
- ローンが残ってる車も、残債の精算とセットなら下取りに出せる
- 下取り車残債は、下取りに出す車に残っているローンのこと
- 下取り額が足りない時は、現金・上乗せ・別のローンで差額を用意する
- 見積書では、下取り額と残債の精算を分けて確かめる
- 買取店の見積もりも並べ、相場を知ってから手放し方を決める







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