当サイトの記事は、国土交通省・軽自動車検査協会・国民生活センター・日本自動車購入協会など公的機関や業界団体の公開情報、各ローン会社・販売会社の公式案内、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。手数料・様式・各社の手続きは記事執筆時点の情報で、変わることがあります。記事内には広告を含む場合があります。
車のローンを払い終えて、所有権解除を自分でやってみようかなと考えている方も多いはずです。『でも、役所の手続きって難しそう…』と迷いますよね。
結論から言うと、所有権解除は自分でもできます。
所有者の会社から書類を取り寄せ、自分の書類と合わせて、普通車なら運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会で申請する流れです。
この記事を読めば、車のローン完済後の名義変更を自分で進めるやり方と、つまずきやすい所が分かります。
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ローンを払い終えたので、所有権解除を自分でやってみたいです。素人でもできますか?
できますよ。やることは「書類を頼む・そろえる・窓口へ行く」の3つです。普通車か軽自動車かで窓口と持ち物が違うので、そこだけ先に確かめましょう。
所有権解除は自分でできる?まず全体の流れ
所有権解除は、ローンの完済後に車検証の所有者を自分に変える名義変更です。手続きは本人がしてかまいません。所有者の会社が出す書類と、自分で用意する書類がそろえば、窓口で申請できます。
ローンで買った車は、払い終えるまで車検証の所有者が販売店やローン会社になっていることがあります。
完済しても名義は自動では変わらないので、所有権解除の手続きが必要です。
お店に任せる方法もありますが、自分で窓口に行けば手数料だけで済むことが多いんです。
全体のやり方は、次の6つの手順です。
- ローンが完済になっているかを確かめる
- 車検証で所有者の名前を確かめる
- 所有者の会社(販売店かローン会社)に所有権解除の書類を頼む
- 自分で用意する書類をそろえる
- 普通車は運輸支局等、軽自動車は軽自動車検査協会で申請する
- 新しい車検証を受け取る

所有権解除の仕組みそのものは車の所有権解除とはで紹介しています。
書類を頼む先は「車検証の所有者欄の会社」
ここが大事なところです。
書類を出すのは、ローンを組んだ会社ではなく、車検証の所有者欄に書かれている会社です。
所有者が販売店(ディーラー)なら販売店、信販会社やメーカー系のファイナンス会社ならその会社に頼みます。
電子車検証は券面に所有者が載っていないので、車検証閲覧アプリか「自動車検査証記録事項」で確かめてみてください。
自分でやるか、お店に頼むか
所有権解除は自分でやらずに、お店に任せることもできます。
どちらが合うかは、平日に動けるかどうかと、手間と費用のどちらを優先するかで決まることが多いです。
- 費用は手数料が中心(普通車は窓口700円、軽は無料)
- 進み具合を自分で確かめられる
- 窓口で直接聞けるので次から迷わない
- 平日に窓口へ行く時間が必要
- 書類の不備があると出直しになる
- 管轄が変わる時は車の持ち込みもある
ディーラーに頼む時の代行料は、販売会社ごとに違います。
頼み方や用意するものは所有権解除をディーラーに頼むで紹介しています。
普通車と軽自動車で窓口・持ち物が違う
家の車は普通車と軽自動車の2台あります。手続きは同じですか?
実は、まったく別なんです。普通車は運輸支局で実印と印鑑証明書を使い、軽自動車は軽自動車検査協会で押印なしで手続きします。
所有権解除を自分でやる時の窓口と持ち物を、普通車と軽自動車に分けてまとめました。
| 項目 | 普通車 | 軽自動車 |
|---|---|---|
| 窓口 | 使用の本拠の位置を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所 | 使用の本拠の位置を管轄する軽自動車検査協会の事務所・支所 |
| 手続きの名前 | 移転登録 | 自動車検査証の変更記録 |
| 会社から届く書類の例 | 譲渡証明書・委任状・印鑑証明書 | 申請依頼書など。届かない会社もある |
| 自分で用意するもの | 印鑑証明書(発行から3か月以内)・実印・車検証 | 車検証の原本(住所が変わった時は住民票の写しなど) |
| 申請書 | OCR申請書 第1号様式 | 自動車検査証変更記録申請書(軽第1号様式) |
| 手数料 | 窓口700円・OSS600円 | 無料 |
| 押印 | 実印が必要 | 不要 |
出所は国土交通省 自動車検査登録総合ポータル(手数料は令和8年4月1日現在)と軽自動車検査協会の案内です(2026年11月確認)。
書類の詳しい一覧は所有権解除の必要書類で紹介しています。
普通車で自分で用意するもの
普通車の所有権解除は、運輸支局等での移転登録です。
所有者の会社から届く書類に加えて、新しく所有者になる自分の印鑑証明書と実印を用意します(宮城運輸支局の案内)。
印鑑証明書は、窓口に出す時点で発行から3か月以内のものが条件です。
車検証は、有効期間が残っているものが必要になります。
普通車で会社から届く書類の中身
普通車の場合、所有者の会社から届くのは旧所有者側の書類です。
| 届く書類 | 中身 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 譲渡証明書 | 会社から自分へ車を譲ったことを示す | 会社の実印が押してある。同じ車に2通は出ない |
| 委任状 | 会社が手続きを任せることを示す | 会社の実印が押してある |
| 印鑑証明書 | 会社の印が実印だと示す | 発行から3か月以内のものを出す |
| つながりを示す書類 | 会社の住所・名称が車検証と違う時だけ | 商業登記簿謄(抄)本など |
出所は国土交通省 自動車検査登録業務等実施要領・東北運輸局 山形運輸支局の案内です(2026年11月確認)。
申請書に使用者の記名があれば、使用者の委任状はいりません。
軽自動車で自分で用意するもの
軽自動車の所有権解除を自分でやる時は、車検証の原本が中心です。
使用者も住所もそのままなら、住所を証する書面もいりません。
承諾書は2025年6月30日で廃止されましたが、所有者の同意は今も必要です。
会社によって申請依頼書が届いたり、何も届かずにシステムで承諾されたりするので、所有者の会社の案内を先に読んでおきましょう。
軽自動車の詳しい流れは軽自動車の所有権解除で紹介しています。
書類を頼む時・そろえる時のやり方
書類は「完済が反映されたあと」に頼むのが基本です。届いた書類の有効期限を確かめ、窓口に行く日から逆算して動くと、取り直しになりにくいですよ。
完済した日にすぐ書類を頼んでも、会社側で完済が反映されていないことがあります。
例えばトヨタファイナンスは、引き落としなら引落日から5営業日以内、振込なら入金を確認した翌日に完済が反映されると案内しています(TS CUBIC、2026年11月確認)。
会社への頼み方は会社ごと
所有権解除の書類の頼み方は、会社によってWeb・電話・郵送などさまざまです。
ホンダファイナンスはWebで申し込むと登録住所に書類を郵送、オリコはWebで申請すると業務委託先から書類一式が届く、と案内しています。
販売店が所有者の時は、販売店の窓口に持参・FAX・郵送で頼む形が多いです。
『どこから申し込むのか分からない』という時は、所有者の会社の公式サイトで「所有権解除」のページを探してみてください。
完済の証明が必要と言われた時
販売店によっては、所有権解除を頼む時に完済を示す書類を求められることがあります。
トヨタファイナンスは完済後2週間以内に「契約終了のご案内」のハガキを届け、これを完済の証明として使えると案内しています。
日産フィナンシャルサービスも、入金確認から2週間程度で契約終了のハガキを送るとしています。
ジャックスのように完済証明書を自動では出さず、Webで申請する会社もあります(各社公式、2026年11月確認)。
ハガキが届くまで待つのか、別の方法で確認してもらえるのかは、頼む前に聞いておくと二度手間になりません。
自分の書類をそろえる時のチェック
- 会社から届いた書類が全部そろっているか
- 届いた印鑑証明書の有効期限が切れていないか
- 自分の印鑑証明書が発行から3か月以内か(普通車)
- 車検証の住所・氏名が今の住民票と同じか
- 車検が切れていないか(普通車)
- 窓口の受付時間と場所を確かめたか
会社から届く印鑑証明書にも期限があります。
ホンダファイナンス・オリコ・アプラスは、送る印鑑証明書は発行日(印字日付)から3か月以内が有効期限と案内しています。
期限が切れた時の対応は所有権解除の書類の有効期限で紹介しています。
窓口での手続きのやり方と当日の流れ
運輸支局って行ったことがありません。着いたら何をすればいいんですか?
申請書と手数料納付書を書いて、印紙を貼って窓口に出す流れです。分からなければ窓口で聞けば教えてもらえますよ。
普通車の場合、窓口での流れはおおむね次のとおりです。
- 申請書(OCR申請書 第1号様式)と手数料納付書を用意する
- 手数料分の自動車検査登録印紙を買って手数料納付書に貼る
- 申請書・書類一式を登録の窓口に出す
- 審査が済むと新しい車検証を受け取る
申請書の書き方には決まりがあります。
関東運輸局の記載例では、所有権解除で新しい所有者と今の使用者が同じ時は、原因欄に「所有権解除」、使用者欄に「1」と書き、新所有者欄の氏名等は書かなくてよいとされています。
書類がそろっていれば、車検証はその日のうちに交付されます(北海道運輸局Q&A)。
ただ、混み具合によっては長く待つこともあるので、時間には余裕を持っておきましょう。
軽自動車の場合は、協会の窓口で軽第1号様式の申請書を書き、車検証の原本などと一緒に出します。
協会のほかに、隣にある税の窓口で軽自動車税申告(報告)書を出す流れになります。
軽自動車の名義変更の手数料は無料なので、印紙を買う必要はありません。
運輸支局は平日しか開いていない
運輸支局等は、土日祝日は閉まっています(国土交通省 自動車検査登録総合ポータルQ&A)。
仕事を休んで行く必要があるのが、自分でやる時のいちばんの負担かもしれませんね。
軽自動車検査協会も、受付時間は事務所ごとに決まっているので、出かける前に確かめておきましょう。
本人が行けない時は代理でもできる
普通車は、委任状があれば代理人でも手続きできます(国土交通省ポータルQ&A)。
軽自動車は、委任状ではなく協会の様式の「申請依頼書」を使います。
軽自動車の手続きは郵送ではできないので、行けない時は家族などに頼む形になります。
インターネットで申請する方法(OSS)
普通車は、OSS(ワンストップサービス)でインターネットから移転登録を申請することもできます。
ローン完済による所有者の変更もOSSの対象で、手数料は600円です。
ただ、マイナンバーカードの電子証明書とカードリーダ等が必要になり、譲渡証明書を電子にするか紙にするかの選び方にも注意がいります。
手数料をキャッシュレスで払う場合は、前もって「くるまの保有関係手続お支払情報登録サービス」にクレジットカードの情報を登録しておく必要もあります。
初めての方は、窓口で申請する方が分かりやすいと感じることが多いはずです。
自分でやる時につまずきやすい所
所有権解除を自分でやる時に、よくつまずくのは次のような場面です。
『書類をそろえたのに、窓口で受け付けてもらえなかった』とならないよう、先に見ておきましょう。
15日を過ぎてしまった
所有者が変わったら、15日以内に申請する決まりがあります(道路運送車両法第13条第1項)。
ただ、国土交通省のポータルQ&Aは、15日を過ぎてしまっても手続きはできるので手続きを、と案内しています。
『もう遅いかも』と思っても、気づいた時点で進めてみてください。
住所が車検証と違う
引っ越していて、車検証の住所と今の住所が違う方もいますよね。
普通車は、今の住所の印鑑証明書を出して、所有権解除と一緒に今の住所で登録する考え方です。
法律上、所有者が変わる時は移転登録で手続きし、住所だけを変える変更登録の対象から外れます(道路運送車両法第12条第1項ただし書)。
使用の本拠の位置が変わるなら車庫証明(適用地域の場合)が加わるので、管轄の運輸支局に前もって確かめておきましょう。
詳しくは所有権解除と住所変更を一緒にするで紹介しています。
管轄が変わってナンバーが変わる
管轄の運輸支局等が変わる時や、番号を変えたい時は、ナンバーが変わります。
その場合は、申請の時に車を持ち込む必要があります。
管轄が変わらず番号の変更も希望しなければ、ナンバーはそのままです。
普通車の車検が切れている
普通車は、車検が切れているとそのままでは移転登録ができません。
先に継続検査を受ける必要があります(関東運輸局Q&A)。
軽自動車は、車検が切れていても名義変更ができます。
届いた書類をなくした
『書類を頼んだのに、行く前になくしてしまった』という相談もあります。
譲渡証明書は、同じ車について2通以上交付できない決まりがあります(道路運送車両法第33条第2項)。
紛失した時は、正直に所有者の会社へ連絡して、代わりにどんな書類で対応できるかを聞いてみてください。
完済してすぐに書類を頼み、仕事が忙しくて半年近く放置してしまうケースです。届いた印鑑証明書の期限が切れると、差し替えの手間が増えます。書類は「窓口に行ける日」が見えてから頼むと安心です。
所有権解除を自分でやる時のよくある相談
知恵袋でも、所有権解除を自分でやる方法についての相談がよく見られます。
ここでは3つにしぼって答えますね。
お店に頼むといくら?自分でやったらいくら?
販売店に頼んだ時と自分でやった時の費用を比べたい、という相談です。
自分でやる場合、普通車の登録手数料は窓口700円・OSS600円、軽自動車は無料です(令和8年4月1日現在)。
印鑑証明書の発行手数料は市区町村ごとに違うので、お住まいの市区町村で確かめてください。
お店に頼む時の料金は会社ごとに違うので、頼む前に見積もりを聞いておくと安心です。
費用の内訳は所有権解除の費用で紹介しています。
住所変更と所有権解除は、その日に一度にできる?
陸運局に行ったその日に、住所変更と所有権解除をまとめて済ませたい、という相談です。
普通車は、所有権解除の移転登録の中で今の住所の印鑑証明書を出すので、一度に進める考え方になります。
ただ、使用の本拠の位置が変わるなら車庫証明を先に取っておく必要があります。
書類がそろっていれば、新しい車検証はその日に受け取れます。
明日、自分で陸運局に行く。持ち物はこれで足りる?
ローン会社から届いた書類と自分の書類で足りるか不安、という相談です。
普通車なら、会社から届いた譲渡証明書・委任状・印鑑証明書に、自分の印鑑証明書・実印・車検証を加えます。
申請書と手数料納付書は窓口で用意できるので、上のチェックリストで照らし合わせてみてください。
所有権解除のあと、いずれ手放す時は
所有権解除が済めば、車検証の所有者はあなたになります。
乗り換えや売却を考えた時も、自分の書類だけで準備を進められるので、話が早く進みます。
一方で、『近いうちに手放すかもしれない』という方もいますよね。
その場合は、ローンが残っていても完済とセットで売れます。
下取りだけでなく買取店に売る方法もあり、残債の精算や所有権解除の手続きを任せられることが多いです。
先に複数の見積もりで今の車の相場を知り、残りのローンと比べてから売り方を決めると落ち着いて選べます。

完済後の名義変更の全体は車のローン完済後の名義変更、ローンが残っている車の売り方はローンが残ってる車を売る方法で紹介しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
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まとめ
- 所有権解除は、書類を頼む・そろえる・窓口へ行くの3段階で自分でもできる
- 書類を出すのは車検証の所有者欄の会社
- 普通車は運輸支局で実印・印鑑証明書、軽自動車は協会で押印不要
- 手数料は普通車が窓口700円・OSS600円、軽自動車は無料
- 住所違い・ナンバー変更・車検切れ・書類の期限に気をつける







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